ねえ、結局サーバーって何!?
インターネットに触れている人であれば、「サーバー」という言葉を聞いたことがあると思います。
ですがサーバーって何? って聞かれたときに、きちんと説明できる人は少ないのではないでしょうか。
今日はそんな「サーバー」のお仕事について紹介します。
これを読むと、サーバーについて少し知ったかぶりができるようになりますよ。
で、サーバーって何?
サーバーとは、ネットワーク上で、他のコンピューターに何かサービスを提供してくれる専用の強いコンピューターのことです。
サーバーがやってくれることは多岐にわたり、例えば
- データの保管と管理
- ウェブページの配信
- メールの送受信
等があります。
私たちが普段使っているインターネットは、サーバーがないと成り立たないほどです。
とても重要な存在であることが分かっていただけたかと思います。
サーバーの仲間たちその1「ウェブサーバー」
私たちが「ケンタッキーのホームページが見たい!」と思って検索をかけると、ケンタッキーのホームページが出てきます。
そのケンタッキーのページを見せてくれるのがウェブサーバーです。
企業の公式サイトやオンラインショップ、官公庁のサイト等、ありとあらゆるウェブサイトは、全てウェブサーバーが「見せてあげるよ!」と、我々のパソコンやスマホにページの情報を渡してくれるから見られるのです。
そして例えば、自社のウェブサイトを作って公開したい! と思ったときに借りるのが、レンタルサーバーです。
X Serverや、最近ではさくらインターネットも話題になりましたね。
そういったところと契約をして、ウェブサイトを作り、サーバーにデータを入れると、ウェブサーバーが「これを見せたらいいのね!」と、世界にデータを公開してくれるというわけです。
ちなみに、自分でサーバーを作ってウェブサイトを公開する猛者も存在します。
サーバーの仲間たちその2「データベースサーバー」
データベースと聞くと、「多分大量のデータが詰まっているだろうな」と想像できるかと思います。
データーベースサーバーは、その大量のデータを保存、管理、取得するためのシステム「DBMS」が動作しているマシンのことです。
顧客情報、商品在庫や取引履歴等の管理に使われます。
Amazonのような大規模なオンラインストアでは、膨大な商品データや顧客データを、このデータベースサーバーで管理しています。
そして、あらゆるデータベースサーバーは大切なデータを大量に管理しているからこそ、悪い人たちからちょくちょく攻撃を受けています。かわいそうですね。
データベースサーバーを構築するときは、アクセス制御をする、データを暗号化をする等して対策しておきましょう。
サーバーの仲間たちその3「メールサーバー」
毎日仕事で利用するメールも、サーバーが働いているからこそ利用できています。
メールサーバーは様々な役割のサーバーが集まってできています。
メールソフトにメールアドレスの設定をする際、やれ「POPサーバー」「SMTPサーバー」の入力を求められますよね。
POPサーバーは、メールの保管、
SMTPサーバーは、メールの送信を担っています。
そしてSMTPサーバーがメールを送ろうとするときには「DNSサーバー」が必ず登場します。
メールを送る際、私たちは宛先欄にメールアドレスを入力します。
ですが、パソコンやサーバーはメールアドレスそのものを認識できません。
なのでSMTPサーバーが、メールアドレスのドメイン(@マーク以降)をDNSサーバーに「これどこ~?」と尋ねて、パソコンが認識できる形(IPアドレス)にして「ここだよ~」と教えてもらってからメールを送っているのです。
気軽に送っているメールも、影でサーバーたちが大忙しで仕事をしてくれているんですね。
サーバーの仲間たちその4「ファイルサーバー」
以前こちらの記事で紹介したファイル共有のためのサーバー。
ユーザーがファイルサーバーにアクセスして、ファイルの保存や共有が便利に行えるものですとご紹介しました。
企業内でのファイル管理、チームプロジェクトで資料を共有する際に大活躍してくれます!
アクセスできるパソコンを制限したり、見られるファイルを制限したりと、便利な設定もできる上に、
バックアップ機能もあるので万が一の時も安心です。
コストはかかりますが、大量のファイルを共有しなければならない企業さんは、導入されているところがほとんどです。
サーバーの仲間たちその5「DNSサーバー」
メールサーバーの項目にもちらっと出てきた「DNSサーバー」。
ドメイン名をIPアドレスに変換できるのが、彼の特殊能力です。
弊社のウェブサイトの場合だと、「gotojimuki.co.jp」がドメインにあたります。
ですがパソコンはこの文字列がわからないので、わかるようにしてもらうためにDNSサーバーに「これどこ~?」と聞きに行くというわけです。
DNSサーバーはそれを見て、数字とドットで構成された、パソコンでも認識できるIPアドレスに変換して教えてあげている、翻訳家のような役割をしています。
インターネットで何かをするために、このサーバーは不可欠な存在ともいえるでしょう。
サーバーってスゴイね
以上のように、私たちがインターネットを活用する上で、実は様々なサーバーが活躍していることがわかりました。私も調べながら「へぇ~」になりました。
ケンタッキーのメニューが見たいなあと思って気軽に検索をする裏で、こんなことが起こっているとわかると、さらにITが興味深くなりますね。
サーバー構築についてのご依頼も承っております。
※構築は、私ではなくエンジニアが担当するのでご安心ください。
お気軽に後藤事務機までお問合せください。