会社に置いてある電話機ボタン多すぎて怖い→怖くない! にしてみせます。
新社会人になって四か月ほど経ったであろう皆様、こんにちは。
電話対応には慣れましたか?
最近ではメールやチャットでしか業務連絡をしない、という会社も増えてはきたものの、
やはりまだまだ固定電話は健在です。
しかも会社の電話機って、ボタンが多すぎで初めて見たときビックリしましたよね。
私もです。
今日は会社に置いてある電話機に、なぜあんなにもボタンが多いのか、
会社に置いてある電話機の仕組みは、家庭用とは何が違うのかを解説したいと思います。
ビジネスホンって?
ホン、というだけあって、おそらくビジネスホンという言葉から皆様は電話機を想像するかと思います。
ですがビジネスホンの本体は、皆さんが受け答えしている電話機ではなく、その線をたどった先にドカンと鎮座する「主装置」です。
家庭用電話機とビジネスホンの大きな違いは、この「主装置」です。
家庭用電話機は、主装置を通さなくとも、直接電話機と、壁についてる電話の接続口(モジュラージャック)をケーブルでつなげば利用できます。
難しい設定もなく、安価に電話機を導入できるのがメリットです。
ですがビジネス用となると話が変わってきます。
会社は広いですし、たくさんの人が同じ空間にいます。
家庭用電話機を1台のみ設置して、会社の仕事をしようなんて無理なお話です。
主装置があるから、私たちは業務を快適に遂行することができています。
主装置はどんなことをしているの?
「電話交換手」という職業をご存知でしょうか。
昔は電話を掛けるときに、電話番号を入力するのではなく、電話機の電源を入れて受話器を取り、交換局にいる交換手の人とまず話をします。
その上で、話したい相手先を交換手に伝え、電話をつないでもらう、ということをしていたんです。
「主装置」はまさにそれを会社内用にギュッと縮めたようなもの。
これを設置することによって、
- 内線機能
- 同じ電話番号で複数の通話ができる機能
- 保留、転送機能
を利用できるようになります。
いずれも会社の電話で不可欠な機能です。
内線機能
階の離れた誰かと、席を立たないまま喋りたい。
携帯電話でもいいですが、ビジネスホンなら内線が便利! 何せ通話料もかかりません。
使い方も、受話器を上げて相手先の内線番号を押すだけ! 簡単!
※使い方は機種によります。詳細はお使いの機種の取り扱い説明書をご覧ください。
同じ電話番号で複数の通話ができる機能
会社の電話番号は、よほど大きなところでなければ一つかと思います。
家庭用電話機だと、「092-XXX-XXXX」の番号に電話がかかってきても、通話ができるのは一人だけです。
会社の光景を思い出してみてください。
誰かが電話中に、また別の電話がかかってくることもしょっちゅうありますよね? それです。
誰かが通話していても、別のもう一人が違うところに電話を掛けられる。
主装置がそれを可能にしてくれているのです。
保留、転送機能
1階の事務所にいる社員が取った電話は、2階の営業部宛ての電話だった!
そんなとき階段をわざわざ駆け上がって「〇〇さ~ん! 電話ですぅ~!」っていうのをやっていたらそれだけで定時を迎えてしまいます。
無駄は省くもの。
まず、保留ボタンを押してお客さんからの電話を保留にします。すると上部の大量のボタンのうちの一つが点滅すると思います。
次に、営業の人の内線番号を押します。そうすると営業の人が出てくれますので、上部大量のボタンの、点滅している番号を伝えて、電話に出てもらいます。
階段をいちいち駆け上がらなくても、電話を転送することができました!
※使い方は機種によります。詳細はお使いの機種の取り扱い説明書をご覧ください。
使い方がわかればこわくない! もりもり電話に出てみよう!
ビジネスホンのボタンがたくさんあるのは、多機能だから。
でも使い方が分かれば、ボタンがたくさんでももうこわくないですね!
※電話の向こうの人が怖い場合は、直属の上司にご相談ください。