ねえ、この中で欲しいもの何かある? 出るかもよ、『中小企業省力化投資補助金』
なんだか便利そうだけど、買ったら高そうな機械が並んだカタログです。
これらはみな、人手不足の解消のために作られた機械たちです。
人間の代わりに業務を行ってくれるすごい機械を買うときに、補助金を出してくれるのが、この
【中小企業省力化投資補助金】です。
名前が長いですね。
人間は五文字以上連続した漢字を認識できないので、分解してみてみましょう。
中小企業→読んで字のごとく
省力化→機械化などによって人手をはぶくこと
投資→利益を得る目的でお金を出すこと
中小企業が人手不足を解消用の機械を買うための補助金、ということですね!
補助金はいくらもらえるの?
補助上限額は従業員数に応じて異なります。
5名以下→200万円(300万円)
6~20名→500万円(750万円)
21名以上→1000万円(1500万円)
また、この補助金額は、買おうとしている機械の金額の1/2以下と定められています。
5名以下の事業所が、500万円の機械を買おうとするときに補助される最大金額は200万円ですが、
6~20名の事業者が同じ500万円の機械を買おうとすると、250万円が補助されます。
ですがみなさん、()内の金額が気になっているかと思います。
これは、申請時から大幅な賃上げが達成できそうな計画を立てた事業者への、
補助上限額の引き上げ優遇措置です。
一定の金額の賃上げをしますよ、と従業員に表明した上で申請することが必要です。
この措置を利用すれば、先ほどの5名以下の事業所が、
500万円の機械を買おうとするときに補助される最大金額は200万→250万円にUPします。
ですが、できもしない賃上げをでっちあげて申請しても、
達成できなかったときに補助金額が減らされます。
人間正直が第一です。できる範囲の申請をしましょう。
補助金を申請できる人
この補助金を申請できるのは
- 交付申請時点で日本国内で法人登記済み
- 日本国内で事業を営む中小企業(個人事業主含む)
です。
いずれの条件も満たす必要があります。
補助の対象になるものならないもの
補助金の対象になるのは、
- 機械本体価格(50万円以上)
- 工具、器具
- 機械の専用ソフトウェアや、情報システム等の購入
です。
逆に、補助の対象にならないのは
- 補助金の交付が決まる前に発生した費用
- 省力化の機械とは関係ない設置作業や運搬費等
- 交通費、宿泊費
- 委託、外注費
- 消費税
- 他……
などなど……様々あります。
省力化機械に直接関係ないことや、交付が決まる前にやったアレコレは補助金の対象にはならないので、交付規定をきちんと読んで把握しておきましょう。
また、この補助金は中小企業の「省力化」が目的です。
新規事業の機械を導入するために、この補助金は利用できません。
なぜなら新規事業を行うことは、省力化にはあたらないためです。
申請にあたって
この補助金の申請には、gBizIDプライムが必要です。
gBizIDプライムの取得には二週間ほどかかる場合があります。
ギリギリの申請では間に合わないこともありますので、交付締め切りギリギリにならないよう、余裕をもって申請しましょう。
また、この補助金は2024/8/9~随時受付になりました。
申請から概ね1~2か月ほどで採択結果が出ます。
かしこく補助金を利用して、便利な機械を導入しよう!
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