このパソコン安いな~って思ってよくよく見たら、CPUが「Ryzen」って書いてあったことない?
パソコンを購入しようと、ネットショップや電器屋さんをうろうろしてたら、なんだか控えめな価格のものを見かけたことはありませんか?
そういうとき、スペック表示のCPU欄を見ると、大方CeleronかRyzenと記載があるはずです。
CeleronはIntel製CPUのエントリーモデルのこと。その上には、Core-i3からi9まで、さらにハイスペックなCPUが続きます。
一方Ryzenは、AMD(Advanced Micro Devices)という半導体企業の開発したCPUです。
今日はこのRyzenシリーズについて紹介しようと思います。
IntelにあらずんばCPUにあらず、という思い込みは、ちょっと捨てた方がいいかもしれませんよ。
Ryzenって?
「ライゼン」と読みます。
2017年にこの世に生を受けました。それまで、AMD社はAthronなどのCPUを生産していました。
Ryzenが登場してから、それまでIntel一強だったCPU市場の勢力図が塗り替わります。
AMDが肝いりで開発した「Zenアーキテクチャ」のおかげで、Intel製CPUをしのぐ性能が……? と界隈をざわつかせたのも記憶に新しいですね。
そんなRyzenシリーズは、大きく3つにわけることができます。
- Ryzen3:IntelでいうとCore-i3に相当。事務作業やインターネットの閲覧等に適します。
- Ryzen5:IntelでいうとCore-i5に相当。動画の閲覧や軽いゲームを楽しめます。
- Ryzen7、9:IntelでいうとCore-i7、9に相当。動画編集やプログラミング、3Dグラフィックの美しいゲームなど、高い性能を求められる作業に対応できます。
RyzenとIntelは何が違う?
突き詰めればどちらも電気を通したり通さなかったりするパーツ、ということには変わりありません。
ですがその電気を通したり通さなかったりする性能に差があります。
Intelはシングルコア性能に優れています。
例えばゲームに没頭するとき、PC内で他にソフトやアプリを起動していることは少ないと思います。
そういった「1つの作業だけをする」ときに、Intel製のCPUは高い性能を発揮してくれます。
一方でRyzenはマルチコア性能で評価されています。
例えば右の画面に資料を表示させながら、左の画面で動画を作るクリエイターや、
ゲームをプレーしながらその様子を配信するゲーム配信者など、
「アレしながらコレする」というときに、Ryzenは真価を発揮します。
コスパがいい、よすぎるくらいに
タイトルにも記載した通り、Ryzenはお安いです。
同じ価格帯のIntel製CPUと比較すると、Intel製の物より上のグレードが提供されていることが多いです。
マルチタスクでPCを利用する、という方は、Ryzenを選択するのがよさそうですね。
RyzenとIntel、どっちがいい?
以上のようにRyzenはマルチタスク性能に優れるため、クリエイティブな作業をする人や、プログラミング、データ解析など、多くの処理を同時に行う人にピッタリです。
逆にゲーミングPC、ビジネス向けの安定したパフォーマンスを求める人であれば、Intel製のCPUを選択するのが◎
自分がPCでどんなことをするのか、見定めてから選びましょう!
どちらもすごいね、RyzenとIntel
以上のように、「AMD社のCPUはちょっと……」と言われていた時代はもう終わりました。
RyzenもIntelも素晴らしい性能を備えたCPUであることに変わりはありません。
自分の目的に合ったCPUをチョイスすれば、PCライフはもっと快適になるでしょう。
後藤事務機でも、Ryzen搭載PCのお取り扱いがございます。
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