いつもお世話になっております「ボールペン」の種類と特長
きっとあなたの胸ポケットに、あなたのデスクに、あなたの手帳に入っているでしょう「ボールペン」。
一口にボールペンと言っても、インクの種類によって個性がかなり異なります。
今回は現在主に使われている3つのボールペン「油性ボールペン」「水性ボールペン」「ゲルインクボールペン」について、それぞれの特長を紹介します。
ホテルのフロントだいたいコレ「油性ボールペン」
ボールペンの歴史は意外と浅く、1943年にハンガリーで発明されたのがボールペン元年と言われています。
ホテルにチェックインする際、フロントに設置してあるボールペンのインクはだいたい油性ですね。
重たい書き味ですが、耐水性や耐光性が高く、書いた文字が長く消えにくいのが特長です。
ですので、長期保存を求められる書類や契約書などに使用されることが多いです。
お役所や郵便局などにも、ねじねじコードに繋がれた油性ボールペンが設置されていますね。
【油性ボールペンの特長】
- 耐水性、耐光性が高い
- 水ににじみにくい
- インクの持ちがいい
【油性ボールペンのデメリット】
- 書き味が重いので、長時間の筆記に向かない
- 色鮮やかなインクが少ない
【このボールペンが油性!】
- 三菱鉛筆「ジェットストリーム」ご存知大覇権ボールペン。油性なのに爆速の書き心地!
- PILOT「アクロボール」こちらも軽快な書き心地!
- ゼブラ「ブレン エマルジョン」筆記時に出る振動を制御! ブレない! だからブレン!
上向きに書いたらすべてが終わる「水性ボールペン」
水性ボールペンは日本で開発されました。当時の油性の書き心地が気に入らなかったのかもしれません。
水性インクを用いた軽快な書き心地で、さらにインクの発色も鮮やかで美しいのが特長です。
デザインやイラストにもよく用いられます。
ですが水性インクのため、このボールペンの上から水彩絵の具等で着色すると、にじみます。
【水性ボールペンの特長】
- 軽い書き心地
- 美しい発色
- 紙滑りがよく、長時間の筆記に向く
【水性ボールペンのデメリット】
- 耐水性が低い。雨の日の屋外では絶対に使えません。
- インク消費が早い
- ボール内に空気が入るとインクかすれがち
【このボールペンが水性!】
- オート「水性ボールペンORCA」水性ボールペンはこの会社から始まった!
- 三菱「Uni-ball」普通の水性ボールペンだと、上からマーカーを引いたらにじみますが、これはにじまない!
- TOMBO「ZOOM」インクが速乾。かすれにくさも◎
油性と水性のいいとこ取り「ゲルインクボールペン」
ゲルインクボールペンは1984年に、サクラクレパスから発売されました。
なめらかな書き心地と、水ににじみにくいインク、鮮やかな発色が特長です。
今オフィスや学校でもっとも人気のあるボールペンかもしれません。
【ゲルインクボールペンの特長】
- なめらかな書き心地。水性インクによく似た書き心地です。
- 発色がいい
- 水性インクよりも水ににじみにくくできています。
- ラメ入りやパステルカラーのインク等があり、表現の幅が広がります。
【ゲルインクボールペンの特長】
- インクの乾きが遅い。書いた直後、水にはにじまなくても、自分のおててでにじませてしまうことも。
- インクの減りが早い
【このボールペンがゲルインク!】
- ゼブラ「SARASAドライ」かすれにくくてインク乾きが速い!
- ぺんてる「エナージェル」パイプチップ採用で、小さい文字もきれいに書ける!
特長いろいろ、ぴったりのボールペンを選ぼう!
以上のように、ボールペンは種類によって向き不向きがあります。
あなたのお仕事ではどのボールペンがピッタリそうでしたか?
用途や使用感に合わせて、最適なペンを選んでくださいね!