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キーボード左上のすごいヤツ、「Esc」キーの便利な使い方

 皆さまが毎日触れているであろうキーボードには、たくさんのキーがついています。
 文字入力をするキー、移動のためのキー、様々な便利機能を割り当てられたキーなどなど……

 その中の一つ、キーボードの最も左上の位置する「Esc」キーを、皆さまは使ったことがありますか?
「あまり使ったことないな……」とおっしゃる方が多いかと思いますが、実はコイツは使いこなすと便利なんです。

 今日はそんなキーボードの端っこでひっそり使われることを待っている「Esc」キーについてお話したいと思います。 

そもそも「Esc」キーとは

 エスケープ、と読みます。シンジくんは逃げちゃだめだ、とよく言いますが、仕事の上では逃げた方が効率がいい場合もありますので、Escキーを正しく使っていきましょう。

【用例1】
 たとえば、大きな容量のファイルをコピーしているときに「やっぱやめたい」と思ったら「Esc」を押すとキャンセルできます。

【用例2】
 ファイル名を変更しているときに「やっぱやめたい」と思ったら「Esc」を押すとキャンセルできます。

 このように、何かの操作を中断したいときに「Esc」を押すと、中断できることが多いです。
(一部のアプリなどではできない場合もあります)
 一度試してみてくださいね。

Word、Excel、PowerPointでの「Esc」

【用例3】
 Word、Excelを利用する上で、皆さまもよく「Ctrl」+「F」で検索されるかと思います。
 検索をすると、専用の検索窓がぽこんと出てきますが、あの窓を閉じるときに、右上の「×」や「閉じる」ボタンを押していませんか?
 あの検索窓は、「Esc」を押すだけで消えてくれます。
 マウス操作よりも圧倒的に時短です。ぜひ使ってください。

【用例4】
 入力途中の文字列を「やっぱやーめた」と思ったら「Esc」を押してください。
 入力途中だった文字列が一瞬で消え去ります。

【用例5】
 出来上がった資料や文書を「よし、印刷しよ」と思って印刷プレビューを出します。
 ですが直したいところが見つかったので、元の編集画面に戻りたいときにも「Esc」を押してください。
 プレビュー画面が消えて、元の画面にすぐ戻れます。

 同様に、PowerPointでスライドショーを即座に終了したい場合も、「Esc」で終了できます。
 ゲームや動画再生時のフルスクリーンモードも、「Esc」で戻れますよ。

【用例6】
 PowerPointでスライド上のオブジェクトをいくつか選択しているときに「あっ間違えた」となることも多いでしょう。
「Esc」を押せば、選択は一発で解除されます。

そのほかでも便利に使える「Esc」

【用例7】
 ブラウザで何らかのWebサイトを見ているとき、ロードがやけに長いときがありますよね。
 そんなときも「Esc」を押しましょう。読み込みが中断され、すぐ次の操作に移れます。

【Ctrl+Shift+Esc】
 このショートカットキーで、タスクマネージャーを開くことができます。
 応答しなくなってしまったプログラムを終了させる際や、
「なんかめっちゃガリガリ言うとるなコイツ……何しとるんや……」と確認する際に重宝しますね。

使わないのはちょっともったいない「Esc」キーの魅力

 あまり日の目を見てこなかったEscキーですが、このように使いこなせばかなりの時短が期待できます。
 効率よく作業を進めるために、ぜひ活用してみてくださいね。

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