のり・糊・ノリ
 紙と紙をくっつけしもの、汝の名は「のり」。
 幼児の頃は、赤い帽子のでんぷんのりで貼り絵をして、指が狂おしいほどベッタベタになっていたのを覚えています。
 現在ではテープのりという便利なものが開発され、手を汚さずとも意図した接着が可能になりました。
 ですが、アラビックヤマトもまだ健在です。
 巨大アラビックヤマトもまだ売れています。
 売れるには理由があります。
 今日は「のり」たちの種類と、メリット・デメリットをご紹介。
 これを読んであなたも快適接着ライフを手に入れましょう。
覇権のり「スティックのり」
 どこのオフィスにも一本は存在するであろう「消えいろピット」に代表される、スティックのり。
 固形状ののりがスティック状のケースに収まり、ねじねじすると出てくるアレですね。
 カラー付きで、塗られた箇所がわかるものの他にも、ローズやグレープフルーツ等のいい匂いがついているものもあります。
メリット
- スティックに収まっていて、かつ固形のりのため、手が汚れにくい
 - のり本体に水分が少ないため、すぐ乾き、シワになりにくい
 - キャップ付きでコンパクトなので持ち運び◎
 
デメリット
- 広範囲にはぬりぬりしにくい
 - 接着強度が必要なものにはあまり向かない
 - 時間が経つとはがれてしまうことも
 
オススメの使い方
- プリントの貼り付け、封緘などの、紙と紙の接着に向きます。
 
ド便利「テープのり」
 ふたを開けてビー、で接着できるテープのりを、初めて使った日の感動を忘れません。
 とにかくすぐ次の作業ができる、待たなくていい、片手でOKという神の作りし文具。
 このアイテム登場のおかげで、業務時間が短縮されたオフィスも多いのではないでしょうか。
 利便性だけではなく、デザイン性にも優れたものが多く、
 コクヨのドットライナーフリックなんかはちっさくて大変キュートです。
 のり面がハート柄だったりします。
 砂漠のように乾ききったオフィスに、カワイイを補充するのにもピッタリ。
メリット
- 塗りムラがない(テープのりに慣れていないと、うまく貼れない場合あり)
 - 手が汚れない
 - 乾燥待機時間が不要
 
デメリット
- スティックのりや液体のりに比較して、やや高コスト
 - 粘着強度が必要な接着には不向き
 
オススメの使い方
- プリントの貼り付け、手帳やノート、ファンレターのデコや封緘
 
だれしもが開かなくなったフタと格闘した「液体のり」
 使って、フタをして、しばらく使わなくて、次に使おうとしたらフタが「あ、開かない!」
 と言うことが液体のりでは往々にしてありました。
 それだけ接着力が強いのが液体のりの強みです。
 最近ではボールペンタイプの液体のりも登場しました。
 アクアピット強力ペンタイプは、強力なのに細かい作業に向いています。
メリット
- 接着力が強い
 - 広範囲に塗りやすい
 - コスパ◎
 
デメリット
- 乾燥待機タイムが長い
 - のりの水分で紙がふやけ、よれる
 - 手が汚れやすい
 
オススメの使い方
- 厚手の紙や、厚みのある封筒の封緘、工作
 
なつかしいあの日の匂い「でんぷんのり」
 わたしたちがキッズの頃、大変お世話になったフエキのでんぷんのり。
 やわらかいペースト状ののりで、指やヘラを使って塗布しました。
 幼児だった私は、とにかくこののりで、謎の工作を作ってばかりいた記憶があります。
 テーブルもべとべとにしていた記憶があります。
 その名の通り主原料がでんぷんであるので、お子様の使用に大変適しています。
 小学校に上がって液体のりを使うようになったころ、なぜ幼児の私はでんぷんのりを与えられていたのだろう……
 と疑問だったのですが、あれは親心ゆえのチョイスだったんですね。
メリット
- でんぷんが主原料のため、環境にやさしい
 - 子供でも安心して使える
 - 液体のりと同様に、広範囲に塗りやすい
 
デメリット
- 液体のりと同様に水分量が多いため、乾燥に時間がかかる
 - のりの水分で紙がふやけ、よれる
 - 均一に塗るのが難しい
 - 手が汚れやすい
 
オススメの使い方
- お子様のご利用
 - 工作や和紙、障子などの貼り付け
 
その時々で、選ぶべきのり
 やはりのりにも様々な向き不向きがありました。
 本日ご紹介したのり、いずれも後藤事務機でお取り扱いがあります。
 ですが、フエキのどうぶつのりのキャラ「フエキくん」がデザインされた、
 とってもかわいいジェットストリームやノートなどのステーショナリーは、
 残念ながら弊社では取り扱いがありません。
 ぜひ公式サイトからお求めください。