Windows10のサポートが終わるから、新しいパソコンを買ったけど、古いパソコンってどうしたらいいの?
いよいよ今年の10月に、Windows10のサポートが終了します。
あちこちでアップグレードや買い替えが推し進められていますが、古いパソコンの処遇については、どのようにお考えですか?
もちろん、燃えないゴミ袋に入れて、燃えないゴミの日に出して……なんてことはいけません。
パソコンの処分方法は「リサイクル」と法律で決められているのです。
もちろん、使っていたパソコンに入っているデータの消去も必要です。
今日は古いパソコンの処分方法についてご紹介します。
パソコンは機密情報の塊で、かつ資源の塊です。
正しいリサイクルの方法を知って、今まで頑張ってくれたパソコンを労いましょう。
そのパソコンにはデータがつまっているから、まず消そう
日々の業務でパソコンを使うにあたり、様々な情報を取り扱ってきたと思います。
売上や仕入先情報、それに個人情報。どれもこれも漏らしてはいけない情報ばかりです。
パソコンに存在するデータは、削除してゴミ箱を空にしただけでは完全に消えません。
ごみ箱を空にした後のデータを復旧させるソフトも、普通~に出回っています。
そこからデータが漏れるおそれも大いにあるので、下記のいずれかの方法でデータを消去する、あるいはデータを見られないようにすることをオススメします。
1:工場出荷状態にリセットする
Windowsの機能を使って、パソコンを出荷されたときの状態に戻します。
パソコンが大きな不具合を起こした場合や、ウイルス感染した場合にも使われる機能です。
お金もかからず、手軽な方法ではありますが、初期化しても専用のソフトでデータを引っこ抜かれる可能性はゼロではありません。
2:専用のデータ消去ソフトを使用する。
先述の通り、パソコンのデータは削除→ゴミ箱を空にしたところで、完全には消えません。
ゴミ箱を空にするということは、パソコンのストレージを「ここ空くから、データを書き込んでもええで」という状態にすることで、
データ自体はまだそこに存在しています。
そういう箇所がパソコンのストレージにはたくさん存在しているので、専用のソフトを使えばデータを引っこ抜くことができる場合があるのです。
そこでスポットライトを浴びるのが、データ消去ソフトです。
データ消去ソフトを使うと、データの残っているところに、まったく意味のないデータをもりもりに上書きしてくれます。
専用ソフトでのデータ引っこ抜きをむずかし~くしてくれるのです。
こういったデータ消去ソフトは、無料のものから有料のものまで、たくさん種類があります。
※「データ消去ソフト」で検索すると、様々なソフトが出てきます。
※データ消去の方法や、消去スピード等が違います。
使っていたパソコンで扱っていたデータの機密レベルに合わせて選んでくださいね。
3:物理破壊
初期化がどうだデータ消去ソフトだなんだ、面倒だ! という方は、ストレージの物理破壊がオススメです。
破壊してしまえば、データの読み取りも何もありませんからね。
破壊方法としては、ドリルで穴をあける、手で分解する、ハンマーで壊す、などがあります。
一部のパソコンショップでは、ストレージの物理破壊サービスを1,500円程度で行ってくれていますので、
気になる方はお近くのパソコンショップにお問い合わせしてみるのもいいでしょう。
データ消去ができたら、リサイクルの依頼!
リサイクルの依頼をするぞ! の段階になったら、まず処分したいパソコンの本体をチェックしてください。
「PCリサイクルマーク」がついていると思います。
この「PCリサイクルマーク」がついていれば、パソコンは無料で回収してもらえますので、
まずはメーカーに連絡しましょう。
富士通のパソコンなら富士通へ、レノボならレノボへ、という具合ですね。
そうするとメーカーから、次の手続きの詳細な案内をしてもらえますので、
指示に従ってパソコンをメーカーへ送りましょう。
メーカーがわからない、自作PCの場合は、リネットジャパンを利用するのもオススメです。
※注意※ 会社で使っていたパソコンの場合
法人で使っていたパソコンを廃棄するとき、それは「産業廃棄物」扱いになります。
そのため、
- 産業廃棄物処理業者へ依頼
- リサイクル業者へ依頼
- PCメーカーへ依頼
のいずれかで対応する必要があります。
パソコン3R推進協会というところが、事業系パソコンリサイクルを受け付けていますので、
こちらをご参照の上、お手続きをされるのがスムーズです。
リネットジャパンも、法人PCの回収を受け付けています。
データの漏洩を防ぎながら、すっきりPCリサイクル
使わなくなったパソコンの処分方法についてご紹介しました。
私も最近自宅のPCを買い替えましたが、その際は旧PCを下取りしてくれるというサービスがありました。
そういった下取りを有効に活用するのも、手段のひとつですね。
燃えないゴミに出す、なんだか怪しい業者に引き渡してしまうのは危ないですので、
ぜひ正しい手段でリサイクルしてくださいね。
後藤事務機でも、法人様の古いパソコンの引き取りをしています(有料です)。
廃棄証明書も発行可能ですので、ぜひお問い合わせください。