F1キーって何だか速そうだけど、押したことないな……【ファンクションキーの活用】
キーボードの上部、横一列にずらっと並んだ、F1からF12までのキー。
わざわざ12個も並べて置いてくださっているのはいいのですが、これらはどのように使用したら……?
と、キーボードメーカーやMicrosoftの方向を見ても何もわからないと思いますので、
今日はこれら「ファンクションキー」の活用方法について紹介します。
実はこいつら、結構便利です。
F1:ヘルプを開く
WordやExcelなどのoffice系ソフトを使っていて、わからないことがあったらF1を押すとヘルプが開きます。
ChromeやAdobeAcrobatReaderでも、F1を押すとヘルプが開きますので、
とりあえずアプリを使っていて困ったらF1でよさそうです。
ただたまに、ヘルプに書いてあることもよくわからないときがありますよね。
ヘルプに出てくる文章、もうちょっとかみ砕いた感じにできませんか? 各社さん。
F2:ファイル名をすばやく変更
各フォルダ内やデスクトップに保存しているファイル名やフォルダ名を変更した~い!
そんなときはF2です。
私はこれを知るまで、シングルクリック×2で無理矢理名前を変更してきましたが、効率悪いな……とは思っていました。こんな便利なキー、あったんだ……。
他にも、Excelでセル内を編集する際にF2を押すと、即編集モードにできて便利です。
(常々思っているのですが、マウス操作は直感的でわかりやすくはあっても、時間と手間がかかります。時短をするのなら、こういったキーボードショートカット操作を覚えるのが近道です!)
F3:検索機能
何かしらのフォルダを開いていたり、ブラウザを開いた状態でF3を押してみてください。
検索機能に移動したり、検索窓が現れたりすると思います。
大量のファイルが収まっているフォルダから特定のファイルを探したり、
膨大な情報がつまっているWebページで、読みたい部分だけを探したりするのに便利です。
F4:アドレスバーに移動
F4は、[Alt]+[F4]のショートカットキーで有名ですね(ウィンドウを閉じる効果があります)。
F4単体で押すと、アドレスバーに移動します。
とはいえブラウザでは効かないので、単体ではちょっと使いどころは難しいかも。
フォルダで何かを表示しているときに、即パスを打ち込みたい場面は、多分そうそうないでしょうから……。
F5:更新
ブラウザやフォルダを更新したいときに押す定番のファンクションキーです。
Webページの挙動や表示がおかしかったり、共有フォルダの内容を新しくしたい場合に押します。
Excelで再計算をする場合にも使用できます!
F6:ブラウザのアドレスバーに移動+ひらがなに変換
なんでその二つが一緒に??
WebブラウザでWebページを閲覧しているときに、アドレスバーに即移動したい瞬間ってありますよね。
特にChromeは、アドレスバーに検索語句を打ち込めばそのままWeb検索ができるため、
活用シーンは多そうです。
また、文字入力をしている際に、「ひらがなで入力したいなあ」と思ったときもF6が活躍。
……この2機能の関連性は見出せませんが、便利であることに変わりないので、使ってみましょう。
F7:カタカナに変換
先ほどのF6がひらがななら、F7はカタカナに変換できます。
またChromeでF7を押すと、「カーソルブラウジング」という機能をONにできます。
これはマウスのかわりにキーボードを使用して、Webページを移動したり、テキストを選択できる機能です。
この機能も、いつかご紹介したいと思いますが、本日はいったん保留です。
F8:半角カタカナに変換
F6がひらがな、F7がカタカナなら、こちらは半角のカタカナです。
文字数の節約が必要な場面では重宝するでしょう。
今は半角カタカナを活用する機会も減りましたが、行政系アプリで半角カタカナが求められることもありますね。
F9:全角アルファベットに変換
これも行政系アプリでよく求められますね。
半角アルファベットで入力すると、「全角しかかたん」とばかりに拒絶されるため、
F9キーを駆使してアルファベットをさっさと全角にしてしまいましょう。
※おまけ OutlookでF9を押すと、送受信ができます。
F10:半角アルファベットに変換
「あ~~~英語で入力しなきゃいけないけど、いちいち英語入力にするの面倒~~」
というときはこちら。
入力したい文字列を入力して、変な日本語が表示されたのを見たあとは、F10で半角アルファベットに早変わりしてくれます。
F11:全画面表示
Webブラウザや、画像ビューワで表示されているものを、全画面表示にしてくれます。
大きく画像を確認したい場合や、会議などで活躍する機能ですね。
全画面表示をやめたいときは、同じくF11を押すか、左上「Esc」キーでも戻せます。
別の職場で働いていた際、同僚から「インターネットが変」と言われてみてみると、誤ってF11が押されてブラウザが全画面表示になっていた、ということがありました。
変ではありません、正常です。
F12:名前をつけて保存
office系ソフトでF12を押すと、即「名前をつけて保存」が実行されます。
今作成しているファイルを、もう「名前をつけて保存」することが分かっているのであれば、
いちいちマウスを左上に移動して「ファイル」をクリック→「名前を付けて保存」に移動してクリック
などとしなくてもいいのです。
同じく保存系のショートカットキーは[Ctrl]+[S]がありますが、こちらは上書き保存です。
誤って使うと大惨事になりかねませんので、注意しましょうね。
使いこなせば超絶便利! ファンクションキー
ずらっと並んだファンクションキーたちが、飾りじゃないのがお分かりいただけたと思います。
せっかくよかれと思ってつけてくれたキーなので、ぜひ使って機能をおぼえちゃいましょう。
次週はノートPCで大活躍! ファンクションショートカットをご紹介する予定です。
ご期待ください!