印刷物の薄い部分だけを濃くして印刷したい人、あつまれ～！

　冬だ！　師走だ！　お歳暮だ！
　今年も一年お世話になった取引先の方々に贈るべく、購入してきたギフトの箱に貼り付けるための「のし紙」を印刷しました。

　うっす……

　水引の白い部分があまりにも薄くて、印刷に出ているのかどうかすら怪しいです。
　ですが、他の部分は美しく印刷されています。
　水引の薄い部分だけを、もっと濃く印刷することはできるのでしょうか。
　というわけで、私は弊社エンジニアのFさんに泣きつきました。

富士フィルムの複合機は優秀なので、できます。

　Fさん曰く、薄い部分だけを濃く印刷することは可能だそうです。
　富士フィルムの複合機で印刷したいものを印刷するときに出てくる「プリンタのプロパティ」をクリックすると、このような画面が出てきます。

　上部タブ「グラフィックス」をクリックします。

　おすすめ画質タイプで、「デザイン」を選択して、次にそのさらに下「カラーバランス」をクリックします。

　出てきた画面上部「カラーバランスを調整する」にチェックを入れると、各色の薄い部分、中濃度の部分、濃い部分の色をどのくらい強めるか、調整できるようになります！

　今回私は、水引のグレーの色をした線を濃く出したいので、低濃度のCMYKすべてをマックス濃くして印刷しました。
　そして出てきたものがこちら。

　濃くなってる～！！

　並べてみると、どのくらい変わったのかが分かります（写真はヘタクソですが）。赤い部分には変化が見られないので、本当に低濃度の部分だけが濃くなったんですね。すごい……便利ですね……この機能……。

　普段あまり気にせずに使っている複合機のドライバーには、他にも便利な機能がたくさん備わっています。
　今後もコラムでご紹介できればと思いますので、気が向いたときにご覧いただければ幸いです。
　きれい！　多機能！　富士フィルムの複合機！　をご用命の際は、後藤事務機までどうぞ！