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ニセモノに騙されるな! セキュリティ警告の罠

 人間は普段見ないものを見ると、結構焦ります。
 それが危ないものだと、さらに焦ります。
 なので、例えばインターネットを見ていて、突然画面いっぱいに「ウイルスに感染した!」と出てくると焦ってしまって、正しい対応ができなくなってしまうのです。

 弊社にもここ最近、そういったお問合せがとても増えています。
 今日は偽セキュリティ警告画面に騙されないために、正しい対処方法をご紹介します。

なんか怖い画面が表示された! これって本物? 偽物?

 インターネットを見ていて、たとえば

  • あなたのパソコンがウイルスに感染した!
  • あなたのパソコンがトロイの木馬に感染した!

 という警告が出て、さらに

  • ここに電話して「00-0000-0000(電話番号)」
  • お金、ビットコインを払え
  • 警告音が鳴る
  • カウントダウンが表示されている
  • 「更新」「インストール」「今すぐスキャン」などのボタンがある
  • 日本語が不自然

 以上のような特徴があれば、それは100%超えて1000%偽物のセキュリティ警告です。
 本物のセキュリティ警告は、契約更新時以外で「お金払え」なんて言いません。

偽セキュリティ警告が出たときの対処法

 偽物のセキュリティ警告が表示されてしまったときは、絶対にその画面の指示に従ってはいけません。
 画面右上の閉じるボタンがなくなって、警告音がずっと鳴り、カウントダウンがどんどん進んで焦ってしまうと思います。

 ですが、その画面の状態でもキーボード左上の「Esc」ボタンを長押しすれば、閉じるボタンがまた出てきてくれます。
 何事もなかったかのように閉じましょう。
 特にデータ等は抜かれていないので大丈夫です(画面の指示に従わなければ)。
 不安であれば、パソコンに入っている正規のセキュリティソフトでスキャンを実行して、安心を手に入れてください。

 キーボード左上「Esc」ボタンを長押ししてもどうしようもなければ、パソコンの電源を落としてください。
 画面によっては「電源を落とすな」と書いてありますが、無視しましょう。
 詐欺師の言うことに、いいことなんてひとつもありません。

 偽セキュリティ警告画面を体験できるサイトです。
 ひっかかったときのために、一度「こうやって閉じるのか!」を経験しておくことをオススメいたします。
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/measures/fakealert.html

なんでこんなん出てくるん?

 この画面が出てくる前に、あなたはきっと何かをクリックしたと思います。
 例えば、変な広告や不審なサイトへの検索結果をクリックしたりしていませんか?

 こちらのサイトの事例がとても詳しいのでぜひご覧ください。
 https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2023/mgdayori20240227.html

「この広告、なにか変……」と思ったら、絶対に! クリックをしないでください!

 また、例えばフォントや素材などのダウンロードができるサイトで、
 不審な広告がダウンロードボタンに擬態していることもあります。

 リンク先がおかしいかどうかの確認方法として、
 リンクにマウスをのっけると(のっけるだけです。クリックしちゃダメです)、ブラウザの下にリンク先のURLが表示されます。
 ボタンのリンク先が、今見ているサイトと同じドメインでない場合は、
 詐欺広告の可能性がかなり高いです。
 すぐにクリックせず、他に正しいダウンロードボタンがないかを探してください。

わかんない! こわい! タスケテ!

 それでもやはり、こういった画面が出てきて焦ってしまうお気持ちはよくわかります。
 ご不安であれば、後藤事務機までご連絡ください。
 訪問、対応させていただきます!(訪問・作業費かかります)

 訪問・作業費がオトクになるOMMS保守サービスも大好評受付ております。

 社内にパソコンに詳しい人がいない……という法人様、ぜひご検討ください。

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