Wi-Fiは進化する! 最新のWi-Fi7とは!
私たちが普段使っているWi-Fiは、日々進化をしています。
最新規格であるWi-Fi7の名前を、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
Wi-Fi7はこれまでのWi-Fi6とどう違うのか、Wi-Fi7に移行するメリット、導入時の注意点についてお伝えしたいと思います。
ここがすごいよ! Wi-Fi7
当たり前なのですが、Wi-Fi7はWi-Fi6よりも進化しています。
通信速度の向上
Wi-Fi6では最大9.6Gbpsだった通信速度が、Wi-Fi7では最大36Gbpsに!
※bps→一秒間にどれだけのデータ量を転送できるか、の単位です。
これについている数字がデカければデカいほど、通信速度が速いです。
Wi-Fi6と比較して、約4倍もの速度が出ます。
低遅延
遅延、と言ってもピンとこない方もいらっしゃるかと思います。
たとえばインターネットを介して会議をするとき、相手の方からの映像や音声が遅れることがありますよね。それです。
Wi-Fi7では、新機能「マルチリンクオペレーション(MLO)」が採用されています。
Wi-Fi6までは、1つの端末でつなげるWi-Fiの電波は、1つだけでした。ですがWi-Fiルーターからは、6GHzや5GHzや2.4GHZなど、周波数帯ごとにいくつかの電波が出ています。もったいないですよね。
MLOがあると、これら複数の周波数帯の電波を同時に利用できるようになります。
これによって、電波干渉があったとしても別の周波数帯に逃げて事なきをGET。
遅延が起きにくく、安定した通信が実現します。
ひろ~い帯域幅
Wi-Fi7では6GHz帯の帯域幅が広くなりました。
帯域幅とはなんぞや、という方は道路を想像してみてください。
片側1車線の道路だとすぐ渋滞しちゃいますが、片側3車線の道路だとたくさんの車がスイスイ走れます。
帯域幅とはデータが通る道路みたいなものです。
帯域幅が広いほどデータがスイスイやりとりできるので、安定した通信ができます。
OFDMA強化で効率的なリソース活用
OFDMAという機能はWi-Fi6からついていました。
電波の周波数を小分けして、つながっている端末ごとに割り当てる機能です。
「Aさんのスマホは、通信量が少ないから周波数の割り当てを少なくしよう」
「Bさんのゲーミングパソコンは、たくさん通信するから周波数をたくさん割り当てよう」
といったことが可能になります。
Wi-Fi7ではその割り当てをさらに細かくすることができるので、
より効率的な通信が可能になりました。
Wi-Fi7にするメリット
Wi-Fi7の進化ポイントを見ると、Wi-Fi7にした方がいいかも! って気持ちになってきませんか?
Wi-Fi7にするメリットはこんな感じです。
高速で安定した通信
進化ポイントで紹介した数多の技術によって、大容量のデータ転送がスムーズに行えるようになります。
4K動画や8K動画など、高解像度の動画鑑賞、オンライン会議がノンストレスで可能になります!
たくさんの端末を同時につなげる
帯域幅の拡大とOFDMA機能の強化もあって、たくさんのデバイスが一つのWi-Fi7に繋がっても安定した通信ができます。
たとえばスマートオフィスの実現のための、IoTデバイスが増えちゃっても大丈夫、ということです!
Wi-Fi7にして、オフィスを一気にデジタル化しちゃいませんか?
セキュリティの強化
Wi-Fi7では、WPA3というセキュリティが採用されています。
現状Wi-Fiネットワークで利用できる最高のセキュリティです。
セキュリティがガバガバのフリーWi-Fiにつなぐと、スマホのデータやID、パスワードまで抜かれてしまいますが、
Wi-Fi7にしていればそんな心配も無用です。
Wi-Fi7にするときに、気を付けるべきこと
ここまでWi-Fi7すご~い! ということをご紹介してきましたが、
新しい規格のものを導入するときは、気を付けなければいけないことがあります。
互換性の確認
今あるデバイス、Wi-Fi7にちゃんと対応できますか?
古い端末だとWi-Fi7の全ての機能を使えない可能性があります。
使いたい機能と、端末のサポート情報を見比べて、きちんと精査しましょう。
もちろんルーターも、Wi-Fi7に対応したものが必要です。
設置場所
Wi-Fi7対応ルーターの設置場所は、できるだけ障害物が少なく、電波の範囲に入れたい場所の中央付近にしましょう。
セキュリティ設定のチェック
新しいルーターを導入するときは、きちんとセキュリティ設定を見ておきましょう。
初期設定のままではなく、パスワードの変更や、アップデートがあればきちんと適用させましょう。
ルーターに重大なセキュリティホールが見つかったので、アップデートをしてね! というお知らせを出しているメーカーもあります。
定期的にチェックしておきましょう。
そもそもプロバイダー側は大丈夫?
Wi-Fi7で高速通信! と意気込んでも、プロバイダの契約内容でそんな速度出ない……だと、Wi-Fi7も持ち腐れになってしまうものです。
回線速度そのものが低い場合は、先に契約を変更することが必要でしょう。
次世代Wi-Fiで仕事もプライベートも充実させよう!
オフィスではもちろん、家でのインターネットライフも充実させてくれそうなWi-Fi7をご紹介しました。
対応ルーターも充実してきており、今のあなたに必要なものをチェックして導入すれば、
より快適な毎日を過ごすことができるでしょう。
Wi-Fi7対応ルーターについては後藤事務機でもお取り扱いがあります。
オフィスの近代化についても、ぜひお問合せください。